臨時休校している時のオンライン教育の都道府県ランキング

コロナ禍で臨時休校が相次いだため、オンライン教育の導入が広がりました。都道府県別に見ると、学校数ベースで実施率が最も高いのは茨城県で99.7%に上っています。大分県の92.6%や富山県の91.3%も9割を超えています。当時の新規感染者数が人口比で多い都道府県ほど、オンライン教育の実施率は高い傾向にあります。
茨城県はYouTubeに小中学生を対象にした授業動画チャンネルいばらきオンラインスタディを公開し、全小中学校に活用を呼びかけました。大分県もビデオ会議システムの操作方法や授業展開例を市町村に通知し、県職員が教職員向け研修で、全小中学校を回り活用を促しました。
一方で地域格差は大きな課題です。オンライン教育の実施率が最も低い岩手県は、5.9%にとどまっています。最も高い茨城県と17倍の差があります。他県に比べるとコロナ下の臨時休校がそれほど長く続かなかったため、オンラインでの授業をあまり実施してこなかったと説明しています。

(2023年4月11日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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