選択的夫婦別姓に関する調査

朝日新聞社と東京大学の調査によれば、自民支持層、で夫婦別姓や同性婚に賛成する意見が多数派を占めていることが分かりました。全体をみてもこの傾向は定着しつつありますが、2022年参院選の候補者を対象にした調査では自民党では反対意見が多数でした。
回答者全体では、賛成、どちらかと言えば賛成を合わせた賛成派60%が、反対派13%を大きく上回っています。自民支持層でも、賛成派53%に対し、反対派は17%にとどまっています。自民支持層の賛成派は、2014年の36%、2017年の33%、2020年の54%から2022年の54%と推移してきています。今回も含めて3回連続で過半数となり、賛成派が多数派となりつつあります。
同性婚でも、賛成派が多数を占めています。回答者全体では、賛成派が50%、中立が31%、反対派は19%の順でした。自民支持層でも、賛成派の40%が反対派の24%を上回っています。
夫婦別姓、同性婚ともに有権者は、自民支持層を含めて賛成派が反対派を上回っています。しかし、自民の国会議員は賛成派が増えつつあるものの、反対派が多数で、とくに党内保守派に強い抵抗が見られます。

(2023年5月7日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。