魔の7歳

交通事故総合分析センターの調査によれば、2020年に歩いていて死傷した被害者の数は、7歳児が719人で、72歳と並んで最多でした。80歳以下の年齢別に見ると、1~5歳は200人台以下ですが、6歳になると一気に465人に増えます。ピークは7歳で、その後は減少します。こうした傾向はここ数年変わらず、7歳児は2020年までの5年連続で最も多くなっています。小学校に上がったばかりの1年生で、魔の7歳とも言われています。
小学校に上がると、子どもの行動範囲はぐっと広がります。まだ周りの環境に慣れておらず、注意力も育まれていません。さらに、子どもが交差点で止まっても、子どもの背丈では、その位置からだと車が見通せない場合があるなど、構造上の問題点がある場合があることもわかってきています。

(2022年9月25日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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