1人あたりの都市公園面積

公園は、自然を守るために一定の区域を指定する自然公園と、国や自治体が整備する都市公園などに大別できます。国土交通省によれば、2022年度末の都市公園などの住民1人当たりの面積は10.8㎡で、2012年度末より8%増えています。政令指定都市を含めた都道府県別の伸び率は、宮城県が28%増とトップで、和歌山県の26%、岡山県の21%が続きます。1人当たり面積は北海道が30㎡で最大です。
1人当たりの都市公園の面積は、海外に比べて低いのですが、国や自治体が整備する都市公園は徐々に広がっています。2022年度末の1人当たり面積は、全国平均で10年前より1割弱増えています。民間の資金やノウハウを生かす取り組みも全国で広がっており、地域の魅力向上への期待も高まっています。都市公園は住民のつながりを生む場にもなります。公園を質量ともに充実させるためには、市民と一緒に育てていくという視点が一段と大切となります。

(2024年4月27日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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